鷹ノ巣銀座;秋田県北秋田市

あちこち銀座

2024年6月15日土曜日から翌日の日曜日にかけて、秋田県~青森県~北海道を移動して、各道・県にある銀座を訪問・見学してきました。

最初は秋田県。北秋田市にある鷹ノ巣銀座商店街です。

どこにある?

全国の銀座を巡ろう!の一環で行くことにした秋田県の鷹ノ巣銀座ですが、正直なところ秋田県というのはほとんど馴染みがなく、こんなことでもなければ多分行かないところのように思います(失礼なこと言ってすいません)

今のところ秋田県で確認できている唯一の銀座である鷹ノ巣銀座は、北秋田市にあります。JR奥羽本線鷹ノ巣駅の駅前にずずいと連なるアーケードつきの商店街。

そのど真ん中ともいえる場所には、紫園という洋菓子店があります。後で紹介しますが非常に重要なお店です。

今回は羽田から飛行機で1時間強くらいのフライトで大館能代空港に到着

そこからリムジンバス(という名の普通のワンマンバス)にて街中へ

ちなみにこのリムジンバスでは、交通系ICカードや楽天Edyなんかも使えるようになっているそうで、幅広い決済サービスに対応していて意外と便利。

鷹ノ巣銀座の真ん中あたりにあるふれあいプラザというところに降り立ちました。

商店街からはすぐ近くです。周囲を見渡せばアーケードがすぐ目につきますから、商店街の位置に迷うことはまずないことでありましょう。その商店街、以下にご紹介します。

どんなところ?

どこの商店街もだいたいそうなんですが、すっかり寂れてしまっていて通る人もほとんどおらず、シャッター街になってしまっています。

でもちゃんと銀座であることは主張してますよ

ものの見事にシャッター街になっており、しかも他の商店街と比べても夜の街的なお店すらほとんどありませんので、寂れっぷりは半端ないです。

商店街の中ではありませんが近くに美味しいと評判の蕎麦屋さんがありましたので、昼食をとるためそちらを訪問しました。いな穂というお店です。

店の建物自体は古臭い感じがしますが、結構な人気店のようで広い駐車場には車がたくさん駐車してたりします。

オーダーしてから供されるまで時間がかかるらしく、余裕をもって来店しないといけません。私が訪れた時も数人待ってました。待ち人リストに名前を書くんですが、車のナンバーを書く欄があり、車で待っていると順番がきたら店員さんが車まで呼びにきてくれます。

私は歩きで行きましたから、店の外で立って待つしかありません。後から自転車で来た人たちもいましたが、その人たちも外で待つしかありません。暑い時期・寒い時期は要注意ですな。

そちらで比内地鶏そばというのをいただきました。

つけそばの一種ですが、つけ汁がきりたんぽ鍋と同じようになっているそうです。きのこと地鶏がタップリ、ダシがよくきいた大変美味しい汁で、そばがぴったり合ってました。蕎麦湯も出してくれて、最後まで美味しくいただけます。

こちらのお店の人に、商店街のことをちょっと尋ねてみましたが、郊外型のショッピングモールとかが近くにできてしまってからは商店街は全然ダメなんだそうで。みんな車でそっちへ行ってしまうので、商店街はもうダメですよ、なんて言ってました。

折角の銀座通り商店街ですが、まぁ確かにシャッター街っぷりは凄いものがありまして、これはもう商店街としての機能はほぼ失われているな、と思わざるを得ません。

秋田県民のソウルフードらしい

そんな寂しい鷹ノ巣銀座商店街ですが、秋田県民のソウルフードと言われている(?)バナナボードという洋菓子を売る紫園さんという洋菓子店は営業していました。

バナナボードという菓子、この店ではプレーンとチョコクリームの二種類がありましたが、見た感じも結構大きくボリュームがありそうでしたので、とりあえず定番であろうプレーンを一つ購入です。オバチャンが親切で、結構暑いからと保冷剤を一緒にくれました。一つしか買ってないのに。

よく見ると袋に書かれた商品名の下に鷹ノ巣銀座通りと書かれており、単に銀座通りとしか書いてない看板しか見当たらなかったため、鷹ノ巣銀座という名称をはっきり確認できたことはとてもラッキーでした。

カステラのような生地にホイップクリームとバナナを包み込んだ、みたいな感じでしょうか。ヤマザキのまるごとバナナに似ている気がしなくもないですが、アレよりもカステラが分厚い気がします。

味はまぁ、多分ご想像のとおり。美味しいですよ。

実は以前、宮城県多賀城市において多賀城バナナという菓子に出会ったことがありまして、これまた多賀城市では超有名な地元民の愛され菓子なんですが、東北の人ってバナナが好きなんでしょうか?

実はこの後、地元のスーパーを訪問してパン売り場を見てみたところ、他の会社のバナナボードの他に、フルーツボードという同じような構成でバナナでなく他のフルーツが入った菓子もあり、購入して食べてみたんですが、これは明らかにバナナのほうが美味しいです。

でもって、こんなの一日に2つも食べたら明らかに食いすぎです。

実はこの商店街の近くにはもう一つの地元グルメのバター餅の老舗があるってことでしたので、ちょっとそこまで歩いてみたんですが、こちらはものの見事につぶれておりました。

残念無念。仕方なくバター餅はスーパーで購入、後程食してみることにいたします。

こうして3時間ほどの鷹ノ巣商店街散策を終え、JR奥羽本線鷹ノ巣駅から特急にのり青森へ移動です。

ちなみに鷹ノ巣駅の改札はICカードには対応しておらず、人が改札してくれます。切符は紙でしか通れません。

コメント