板橋区に駄菓子屋ゲーム博物館というのがあると聞き、行ってみました。
都営三田線の板橋本町(いたばしほんちょう)駅から少し歩くだけの場所で、ちょいと地味目な商店街の中、お宮さんの真向かいにあります。博物館とか駄菓子屋とか言うよりも、つぶれた文房具屋って感じのイイ感じに寂れた感のある店構え。はっきり言って目立たないので、通り過ぎてしまう可能性大です(っつか筆者は一度通り過ぎてしまいました)。
店の入り口には入場券を買う券売機(というよりコイン発行機)があります。ここで300円を入れてダイヤルを回すと、コインが10枚出てきますので、それをもって店内へ。
店内ではカウンターでコインケースを受け取りますが、これ…たぶんゼリーとかプリンとかの入れ物だろうと思います。うらぶれた感がたまらん。
店内は大して広くないです。そこにコインゲーム機を所狭しと並べているもんだから、店内を移動するのは大変。訪問したのは日曜日でしたが小さい子連れのファミリーが多く、子どもらが夢中になってプレイしていますから、ゲームするのも撮影するのも移動するものイチイチ大変です。
子どもらの様子を見ていると、「なんだこれ?」といいながら結構適当にプレイしてやり方を会得しているようで、昔のこうしたゲームって単純なだけに誰でも簡単にプレイできるんだなぁと妙なことに感心。
折角コインを購入したのですから、私もやってみました。
私が小学校低学年くらいの頃は、こんなゲーム機が近所の駄菓子屋で現役で動いていました。そこであたったのあたらないのとワイワイやって、時折でてくる大当たりのジャラジャラに憧れたりしたものです。
しかし考えてみたら自分自身にそんな大当たりが出た記憶は全くないです。宝くじだって当たりませんし、よーするにこーゆー運を天に(機械に?)任せるギャンブル性の高いゲームにおいて、私は大して良い成績を得たことは無いのです。そしてそれは長じて懐かしいゲームとしてプレイしてみても、全く同じでありまして。
一瞬でスカンピン。
近くにいたガキんちょに「なくなっちゃったね」とか声を掛けられ、ハラワタが煮えくり返りつつ軽く笑っていなしてその後は10円玉のゲームをいくつか試しにやってみて、パチンコもどきでちょっといい感じになったもののしっかりスカこいて、ものの10分くらいで店を出ました。
どうやらコインをぎょーさんゲットするとお菓子をくれたりするようで、その辺のシステムはあのガキんちょの頃と多分同じなんでしょうが、何しろちゃんとゲットできたことが無い身としては、同じなのかどうか検証のしようもありません。
ちょいと寂しさ漂う商店街にある、ボロい店に並んだレトロなゲーム機の大群は、結構ちゃんと景色になじみ、ガキんちょに一時の夢を見させてくれるようです。
駄菓子屋ゲーム博物館
所在地:東京都板橋区宮本町17-8(地図は以下)
公式サイトはこちら
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